「発表曲『私を泣かせて下さい』『やさしいキスをして』」(R.Kさん)

今年の発表会のキーワードは、“人事を尽くして天命を待つ・力を抜く・素直になる”です。
私は、今年も発表会前の11月はレッスンを2倍にする、という事で精進をした上で、クラシックのコンサートには秋から3つ行って、耳での学習をし、お掃除開運法にのっとり、運を天に任せて発表会に臨みました。
その数日前のリハーサルの時には、私は身体に力が入って、いつもよりも声がでませんでした。元々高い声は出ないので、今回の「私を泣かせて下さい」は最初から厳しかったのです。時々高音が出せたという程度でしたが、リハーサルではいつもより良くありませんでした。身体に余計な力が入っていました。そこで、思い出したのがラマーズ法です。最初の子どもを産んだ時にラマーズ法で出産したのですが、それは、いかに身体の力を抜くか、ということなのです。ぎゅっと力を入れていると産道も締まって赤ん坊が苦しくなります。そのために、陣痛の痛みをフーフーと息を吐くことで力を抜いていくんです。私は、声もそうだなぁと思いました。身体を一つの筒にすれば良いんだと思いました。発声練習では高い音が出ないこともないのだから、力を抜いて、恐れずに声を出してみようと思いました。前日の練習では、風邪っぽくなったこともありパッとしませんでしたが、当日の出来具合は今までで最高の出来でした。
私たちは、毎日色々な情報の中で生きています。その中から、自分をより一層進歩させるための情報を取り入れていくのに必要なのは、素直さではないかと思いました。努力を重ねたら、後は全てを天にゆだねて、余分な力を抜く、というのが発表会の総括です。友達には、発表会の雰囲気がとても良い、去年からこの日を楽しみにしていた、とも言われました。本当にありがたいことです。また、来年の発表会に向けて精進していきたいと思います。先生、いつも適切なご指導をありがとうございます。また、一年間よろしくお願い致します。
12.24
発表会に出てしまいました(S.Oさん)

去年の事、5 1歳にして「 一 緒 に 歌 う仲間がほしい!」という思いから、やみくもにあちこちのコーラスグループを尋ね始めました。
11月の葛飾区の合唱祭に出演していたヴォイシーズ(注1)を知り、「これだ!」と勝手に思い込み、その日のうちに先生に電話をして、歌えもしないくせに押し掛けてしまったのでした。
思えば、去年の発表会は楽しかった 。聞かせてもらうだけでしたから。それが今年は「何かの間違い?」としか言えないような一日なるとは… 。
大人っぽく余裕をもって歌おうなどと思っていたのですが、いざ一人でとなると、のどは締まり、声はかすれ、目は泳ぎ、歌詞を間違えまいと必死で、「早く終わってくれ!」と念じながら歌っていたのでした。
一転、ソウルラヴィングヴォイシーズ(注2)では、アララ不思議。頼もしい相方のカヨちゃんのおかげで、安心して歌うことができました。やっぱり一人より二人。これからもハーモニーの醍醐味に一歩でも近づけるよう、勉強と努力をしていこうと思っています。
私と、私達のつたない歌を聴いて下さったみなさん、どうもありがとうございました。50歳を過ぎて本気の趣味にめぐり合えたことを人生の宝物にしていこうと思います。
カヨちゃん、ベアーズの皆さん、そしてもちろん長谷先生、本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしく !
12.5
(注)ヴォイシーズとソウルラヴィングヴォイシーズは、共に以前ベアーズミュージックで結成されていたコーラスグループの名称。